オリ交流戦Vの裏にドラフトと育成 “本家”日ハムとの違いは

公開日: 更新日:

 11年ぶり2度目の交流戦優勝を決めたオリックス。13日は広島をサヨナラで下し、引き分けを挟み連勝は6。いつの間にか首位・楽天とのゲーム差は2まで縮まった。

「ウチは日本ハムがそうだったように、ドラフトと育成のチームづくりを目指します」

 2019年6月に就任した福良GM兼編成部長は親しい人にこう言っている。

 以前のオリックスは豊富な資金力をバックにFAなどで選手をやみくもに補強してきた。結果として若手が成長する機会をそぐことになり、チームは低迷した。日ハムで長らくコーチを務めた福良GMは当時の経験をもとに、ドラフトと育成に舵を切ったのだ。

 GM就任以降、2年間のドラフトは計11人中7人が高校生、計14人と育成契約を結んでいる。今季は19年のドラフト1、2位で指名した高卒2人が急成長。1位の宮城は6勝(1敗)、防御率2.31(13日現在いずれもリーグ2位)、2位の紅林は遊撃のレギュラーに定着した。ドラフトで指名した高校生が育ち、チームを活性化した。

 ちなみに、「ドラフトと育成」では“本家”の日ハムは19年以降のドラフトで計13人を指名、そのうち高校生は3人だけだ。即戦力であるはずの大学、社会人を山ほど補強しながらリーグ最下位に低迷している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情