渋野日向子はスイング改造以上に「心の闇」に苛まれている 今季メジャー初決勝Rへ

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【全米女子プロゴルフ選手権】第2日

 18番でイーグルを奪い、通算2オーバーで今季メジャー3戦目で初めて予選通過した渋野日向子(22)。今回の米ツアーで苦戦の原因は、スイングの問題だけではなさそうだ。

 4月1日のANAインスピレーションから始まった長期の米国遠征は、今大会で一区切りとなる。この間、トップの位置を低くしたニュースイングで思うような結果が出せず、笑顔も減った。

■結果が伴わず

 改造中のスイングで、すぐに結果が出るとは思っていないだろうが、それにしても、一度も上位争いができなかったことは誤算ではなかったか。

 あるツアー関係者がいう。

「コロナ禍で海外遠征には隔離もあるし、短期間で行ったり来たりできない事情はあった。米ツアーのメンバーになる目的に加え、スポンサーも期待していた東京五輪の代表入りもかかっていた。米国で多くの大会に出なければならなかった。100万円の罰金を承知の上で、ディフェンディングチャンピオンのワールドサロンパスカップを欠場し、所属先が主催する大会(宮里藍サントリー女子ゴルフ)も出なかった。迷惑をかけている多くの関係者には結果で納得してもらうしかなかったわけですが」

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