巨人・山口俊の年俸は菅野次第…“原戦略”でリリーフ陣ヘトヘト、守護神転向も

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 巨人に復帰した山口俊(33)が、一発に沈んだ。

 30日の広島戦で、630日ぶりの本拠地・東京ドームのマウンドに上がると、8回1死までノーヒットノーラン投球。続く野間もカウント1―2と追い込んだが、真ん中低めの149キロをライトスタンドにブチ込まれた。これが決勝点。わずか1安打で初黒星を喫した。

 6月16日に登録抹消されたエース菅野智之(31)の穴を埋めるべく、米国から古巣に戻って2戦目。ベンチの期待を上回る好投を続ける中、菅野がきょう1日に復帰する。巨人は現在、戸郷と高橋がリーグトップの8勝をマーク。前日までの8連勝のうち、7勝は先発投手が挙げており、エースが復帰すれば、先発陣の駒は足りてくる。

 この日の試合前までのチーム防御率は、先発陣が3.47、救援陣が3.35。数字上はリリーフの方がいいのだが、さる球界関係者がこう言った。

「原監督の1人1殺、最近よく使うカウント途中の交代などのマシンガン継投によって、チームトップタイの32試合に投げている鍵谷をはじめ、30試合登板の高梨、大江らの勝ちパターンのリリーフ陣はかなり疲弊しています。原監督は五輪休みを見据えていると言うけれど、絶対的セットアッパー中川が左肋骨を骨折し、リリーフ陣に不安を感じている。五輪休み明けの後半戦は、山口の持ち場が変わるかもしれません」

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