井上尚弥4団体統一戦が遠のいて…夢の「4階級制覇」にモンスター闘魂燃ゆ

公開日: 更新日:

 30日、ボクシングWBC世界バンタム級王者のドネアが、同WBO王者・カシメロとの試合を「キャンセルした」と自身のSNSで発表した。

 両者は8月14日に試合が予定されており、勝者はWBA・IBFのベルトを持つ井上尚弥(28)と4団体統一戦をするといわれていた。

 しかし、ドネアの声明によると、カシメロはVADA(ボランティアのアンチドーピング委員会)への書類提出を5日も遅れて提出。この時点で試合のキャンセルを決めたと、ドネアは語っている。カシメロはドーピング疑惑のあったボクサー。検査前の書類提出を遅らせることは、ドーピング隠しと思われても仕方ないだろう。

 この騒動に井上も参戦。「カシメロ君はもう大口を叩く事はないでしょう。ドーピング検査を回避する奴に資格などねぇ。。お疲れでした。」と、自身のツイッターでカシメロを突き放した。

 井上は4団体統一戦をモチベーションにしていたが、もはや白紙同然。今後、井上がカシメロを相手にすることはないだろうし、誰かがカシメロの持つWBOのベルトを奪うのを待っていたら統一戦は何年先になるかわからない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に