炎天下テニスで「死んだら責任取れるのか」海外選手ら“五輪残酷”の訴え続々
東京五輪のテニスの男子シングルス3回戦に勝利した世界ランキング2位のダニル・メドベージェフ(ROC)が、炎天下での試合中、審判に「試合は終えられるが死ぬかもしれない。死んだら責任を取れるのか」と訴える場面があった。AP通信など海外メディアが伝えた。
午前11時に始まった試合は強い日差しが照りつけるコートで約2時間半に及んだ。
テニス競技では同じく28日、女子シングルス準々決勝でスペインの選手が体調不良を訴え、試合途中に棄権している。
選手らからの不満が続出していることを受け、29日からテニス競技の第1試合は開始時間が午後3時からに変更された。
一方、不満爆発はコロナ感染の選手からも。陽性反応が出て競技を棄権、選手村から隔離先のホテルに移動したスケートボード女子オランダ代表のカンディ・ジェーコブスが、ホテルで窓を開けて外の空気を吸うこともできず「とても残酷」な状況に置かれたと訴えたという。
日本側への抗議で1日15分間だけ窓を開けられるようになったと、インスタグラムに投稿した。