東京の“夜の街”に海外メディア殺到!五輪閉会式直前の週末も大騒ぎか

公開日: 更新日:

「Can we come in?」――。先週末の深夜、休業要請を受け入れない新宿の“ミックスバー”で歓談していると、欧米系外国人の団体が店に入り込んできた。団体は10人で、男女いずれもマッチョ揃い。既に皆、出来上がっていて上機嫌だ。親分格の男性に晴海の選手村から来たのかと尋ねると都心のホテル名を挙げ、こう言った。

「われわれはメディアだからね。日本人の敵です」

 プレス証をポケットから出してウインク。男性はオーストラリア、ニュージーランド、香港在住の英国人らのグループだった。仕事を終えた解放感と自国選手が活躍した興奮から飲まずにはいられない、と新宿まで繰り出してきたそうだ。

 この店に来る前は徒歩3分ほどのバーで飲んできたという。そのバーの在りかを確認してからグッバイし、バーをのぞいてみれば日本人の姿は店員だけ。客は欧米・アジア・アフリカとほとんどが外国人。店内には収まり切らず、店の前の路上で立ち飲みしている外国人は50人では下らない。

 酔態をさらけ出している一人に外国メディアかと聞くと、にっこりと笑って次々と仕事仲間を紹介してくれた。雄たけびのような挨拶の応酬に疲れ、タクシーに飛び乗って家路を急ぐと、既に日付は変わっていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較