巨人・中田翔“ベンチ幽閉”で腰もストレスも爆発寸前!「コンビニ買い出しさえ自粛状態」

公開日: 更新日:

 8日のDeNA戦の先発メンバーにも、中田翔(32)の名前はなかった。これで3試合連続のスタメン落ち。巨人移籍後の成績が34打数5安打の打率.147、1本塁打、2打点では仕方がないが、古巣の日本ハムOBはこう言う。

「暴行事件、出場停止、巨人への電撃移籍と、なかなか野球に集中できないというのもあるんだろうけど、バッティングの状態がひど過ぎる。速い真っすぐに差し込まれ、その意識が強いから、変化球に体が突っ込み、泳いでしまう。相当、腰が悪いらしい。それもあって、体重移動が我慢できない。今季は開幕からずっと持病の腰痛が悪かった。まだ日本ハムにいた6月に急性腰痛で離脱。医者からは、ヘルニアの手術を勧められていた。移籍したからといって、ヘルニアが治るわけではもちろんない。かといって、移籍の経緯が経緯だし、拾ってもらった巨人で、自分から痛いのかゆいのと白旗をあげるわけにはいかないでしょう。精神的にも、相当、参っているようです。日ハムに残っていたら、とっくに音を上げていると思う」

 実際、開幕から不振が続いた今季5月に自ら二軍落ちを直訴。栗山監督は「頑張れ」とハッパをかけたそうだが、本人は「今の状態ではチームに迷惑をかける」と再調整を望んだ。栗山監督が渋々これを受け入れ、就任10年目にして故障以外では初となる中田の登録抹消を決定。そうやって古巣では思い通りにできたことも、加わったばかりの巨人では遠慮が先に立つ。スタメン落ちの屈辱と腰の痛みをグッと耐えて、ベンチに座っているしかないようなのだ。

都内ホテルで缶詰め状態

「それに、北海道の自宅を離れて、今は単身赴任の身。都内でホテル生活を強いられている。飲んで遊んでリフレッシュするタイプだから、しんどいと思いますよ。緊急事態宣言中で夜の街をフラフラするわけにはいかないし、そもそも暴行事件の不祥事を起こした直後だから、さすがにコンビニに買い物に出かけることすら自粛しているみたい。当たり前ですが、巨人からはその辺も厳しく言われているとか。週刊誌などのメディアの目を今まで以上に気にせざるを得ないから、ホテルで事実上の缶詰め状態。かなりストレスがたまっているでしょう。爆弾を抱える腰もそうですが、そっちも爆発しないか心配ですね」(前出の日本ハムOB)

 1―4でDeNAに敗れた巨人は、引き分けを挟んで今季ワーストタイの4連敗。中田は代打での出番もなかった。

 二軍落ちが時間の問題とみられるが、中田にとってはプラスかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾