誉の194㎝右腕モレチ・アレシャンドレが秘める「高校3年で球速20㎞アップ」のポテンシャル
モレチ・アレシャンドレ(誉/愛知 投手・右投げ左打ち)
今夏の愛知大会で自己最速タイの147キロをマークした194センチの長身右腕、誉のモレチ・アレシャンドレが、今秋にプロ志望届を提出する意向を明かした。
準々決勝で愛工大名電に敗れた試合は登板がなかったものの、視察したパ球団のスカウトは「背が高いから球に角度があって体が強い。巨人のマルティネスタイプ。現段階では下位か育成という評価だが、伸びしろは大きい」と評している。
名前のアレシャンドレは、両親が「偉大な人」という意味を込めてアレクサンドロス3世から取ったという。イタリアとサッカー王国・ブラジルのハーフの父と、日系ブラジル人の母の元で育った。いとこはフットサル日本代表の逸見勝利ラファエルで、特に野球に親しみがなかったというが、小学4年の時、友人の影響で父パウロさんにグラブとボールを買ってもらったことで野球にハマったという。
公園で親子でキャッチボールをしている際、隣人から誘われ、少年野球チームのマシンガンズに入団。
誉に入学後は体重が増えて球速が20キロもアップした。「親からもらった体が一番の長所」と感謝。憧れの甲子園には届かなかったものの、この借りはプロで返すつもりだ。