馬場皐輔が持つ周囲を驚かせる独特な世界観、縦スライダー愛から「@tatesura」

公開日: 更新日:

馬場皐輔(4年目・投手・26歳)

「東北の子だけど、関西で馴染めるのか?」

 熱狂的なファンやメディアが取り巻く阪神から2017年ドラフト1位で指名されると、所属していた仙台大周辺では、こんな声があった。

 同大野球部の森本吉謙監督は「それでも私はまったく問題ないと思っていました」と、こう続ける。

「本人は不本意かもしれませんし、直接話したことがないとピンとこないかもしれませんが、独特な世界観を持っている子なんです。大学入学前に当時の仙台育英高の佐々木順一朗監督から『馬場ワールドがある』と聞いていたくらいですから(笑い)。入学早々のリーグ戦で、ピンチの時にリリーフとしてマウンドへ送り出した時のこと。たしか……デビュー戦だったかな。きちんと抑えてベンチに戻ってくるなり、ニコニコしながら『いやぁ、大変でしたよ~!』と。普通なら、『良い経験になった』など模範解答みたいなものが返ってくるものですが、馬場はどこか一味違うんですよね。だから、人気球団の阪神でもブレることなくやってくれるだろうなと思っていました」

 仙台育英高3年時、春、夏と甲子園に連続出場した同級生の福田義基さんも、恩師と似た印象を抱いている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…