V逸3位巨人は「CS下克上」一度もなし! 背景に伝統球団がゆえの“微妙なモチベーション”

公開日: 更新日:

 3位巨人が4日、2位阪神とのCSファーストステージ(S)に向け、東京ドームで全体練習を行った。

 先月31日の練習中に左脇腹付近を痛めた岡本和真(25)は、この日も別メニュー調整。初戦は2日後に迫っており、主砲の出場は微妙になってきた。

 これまで巨人がV逸し、2位以下でCSに出場したのは2010年以降、5度ある。そのうちファーストSを突破したのは3度。阪神とはファーストSで10年、15年に2度対戦し、2勝0敗、2勝1敗で一蹴している。18年もヤクルトに2連勝したものの、ファイナルSに進むと、10年は中日に1勝4敗、15年はヤクルトに1勝3敗、18年は広島に0勝3敗といずれも惨敗。つまり、2位以下でCSに出場した年は、一度も日本シリーズに進めていないのだ。

 多くのCSを経験した巨人の中堅OBがこう明かす。

「巨人には『やっぱり優勝チームが日本シリーズに行くべきだよね』っていう空気が選手の中にあって、V逸してももちろん一生懸命プレーはするんだけど、みんなどうしてもCSで下克上って雰囲気にはならないんですよね。これって毎年優勝が義務付けられている巨人特有のモチベーションかもしれません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か