恥辱の巨人がコーチ人事に着手も…「原派シャッフル」のおためごかしではお先真っ暗

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 巨人は29日、金城龍彦三軍野手総合コーチ(45)を一軍守備走塁コーチに配置転換すると発表した。

■金城コーチが三軍から一軍へ、吉村作戦担当はフロントへ

 横浜DeNAから、2014年オフに巨人にFA移籍し、15年に現役を引退。16年から巨人でコーチを務めており、すでにCSへ向けた一軍練習に参加していた。現在、一軍の野手コーチは「野手チーフ」「野手総合」「作戦」があるが、今季「守備走塁」は設けていなかった。今月5日には阿部二軍監督が一軍作戦コーチに「異動」している。

 また、吉村禎章作戦コーチ(58)が来季からフロント入りすることも決まった。吉村コーチは来月のCSファーストステージ阪神戦のベンチからは外れる。

「原監督は『若いコーチも教育する』と言っていたから、その一環なんでしょうけど……」と巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「借金1で3位に終わった巨人を再建しないといけないのに、契約が切れる原監督が責任を取らずに来季も続投するなら、せめてコーチの陣容は思い切って代えないと、来年も同じことの繰り返しになる。原監督には編成面の全権がある。今の巨人は監督の息がかかった“原派”といわれるコーチばかりで、一、二、三軍でかきまぜているだけの印象。監督が交代しないと、コーチ陣も現状維持になってしまいがち。先日、オーナーが『元木ヘッドコーチは留任』と言っていましたが、本来は外部から監督クラスの大物を招聘してヘッドコーチに据えるくらいのことをしないと、投打ともにボロボロになってしまったチームは、簡単には変わらないでしょう」

 惨敗の責任も取らず、配置転換のおためごかし。原監督の専横はとどまるところを知らない。

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