ロッテ1位・松川虎生 16歳で禁じられた「夜の白米」と「揚げ物」

公開日: 更新日:

 紗絵美さんが笑って述懐する。

「小さい頃から優しくて人懐っこい子でした。川端監督のことが大好きで、『家に泊まりに行ってもいい? 遊びに行っていい?』としょっちゅう言うから、『自分は暇かもしらんけど、監督は忙しいんやから、あんまり連絡しいなや』と言ったんです。普通、何回か断られたら、あんまり連絡せんでしょ? それなのに、本人は全然気にしなくて、しつこく泊まりに行きたいと話していた。一度だけ監督から『ええよ』と言われたときがあって、電車に乗ってひとりで監督の家に行っていました」

 川端監督が振り返る。

「珍しい子でしょ。監督の家なんて、遊びに来いと言っても嫌がるのが普通なのに。でも、いざ家に来たら話もせず無言のまま。じっとして家に飾ってある私や息子や娘のトロフィーを見ながら、おとなしく座ってケーキ食べているだけなんです」

 野球を始めたのは小学1年のとき。兄の竜也さん(19)がプレーする姿をきっかけに、やりたいと言ったという。竜也さんは岸和田産業高まで野球部で投手。現在は大阪府内で会社員をしながら草野球チームをつくり、投手を続けている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  2. 2

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  3. 3

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  4. 4

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  5. 5

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  1. 6

    山本舞香が義兄Takaとイチャつき写真公開で物議…炎上商法かそれとも?過去には"ブラコン"堂々公言

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  4. 9

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた