羽生結弦の五輪3連覇に立ちはだかる宿敵ネイサン・チェン振付師の不気味

公開日: 更新日:

 2月4日に開幕する北京五輪のフィギュアスケートに出場する男女の有力選手が出揃った。

 先の欧州選手権で女子は15歳のカミラ・ワリエワらのロシア勢が表彰台を独占。近日中にもロシア連盟から代表メンバーが発表され、五輪では女子史上初のロシア勢による金銀銅の独占が有力視される。

 一方の男子は94年ぶりの3連覇を目指す羽生結弦(27)、ネイサン・チェン(22)の日米の宿敵同士による一騎打ちとみられている。

 今季の羽生とチェンの戦いぶりは対照的だ。羽生は右足首の故障でGPシリーズ2大会を欠場し、昨年末の全日本選手権にぶっつけ本番で出場しながら、ほぼ完璧な演技で優勝。一方のチェンはGPシリーズ初戦米国杯こそ3位に終わったが、続くカナダ杯を制し、年明けの全米選手権で6連覇を達成した。今季序盤、フリーは新プログラムに挑みながらミスを連発。3連覇を成し遂げた2019年GPファイナルで世界最高得点をマークした「ロケットマン」に戻し、先の全米選手権で圧勝した。

 シーズン中にプログラムを変更するのは異例のこと。チェンによれば振付師のシェイリーン・ボーン氏(45=カナダ)から験のいいプログラムに戻すよう、アドバイスされたのだという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ