阪神・藤浪の復活は「カーブ」にカギあり 右打者が嫌う“抜け球”も生かし方次第

公開日: 更新日:

 不振脱却へ、勝負の10年目を迎える。

 オフに宿敵巨人の菅野に弟子入りするなど、なりふり構わず浮上のきっかけを掴もうとしている。キャンプ前には菅野から直伝されたワンシームやヤクルトの大ベテラン・石川に教わったというシンカーをブルペンで試した。

 先発として臨む今季。キャンプ初実戦となった5日の紅白戦では佐藤輝に一発を浴びるなど、2回1失点。結果はともかく、捕手・梅野の発案で投じた110キロ台のカーブでロハス・ジュニアを空振り三振に取った。

「投球フォームは昨年までと大差はない。復活のカギを握るのはカーブではないか」と、阪神OB。

「これまでの藤浪はストレートを軸に、カット、スライダーを織り交ぜ、最後は落ちる球で勝負するスタイル。ストレートが走り、制球が安定しているときはグイグイ押せるが、ストレートが抜けるときは四死球が多くなるだけでなく、スライダーでカウントを取りにいって痛打を浴びるケースが目立つ。それが勝ちきれない原因になっている。カーブを使えれば緩急をつけられるだけでなく、ストレートの制球が安定しないときにカウント球としても使うことができる。投球に余裕が出てくるはずです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異