鈴木誠也「5年100億円」でカブス決定! 日本人野手最高額、超破格契約に4つの内幕

公開日: 更新日:

 広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた鈴木誠也(27)が、カブスと5年総額8500万ドル(約100億3000万円)で合意に達した。16日(日本時間17日)、複数の米メディアが伝えている。

 鈴木は労使紛争によるロックアウトが解除された11日以降、数球団と交渉を再開。今週に入ってパドレスが「5年総額約80億5000万円」の大型契約を提示したと報じられた。14日にはカブスの球団会長を兼任するトム・リケッツ・オーナーから直々に口説かれて合意に至った。

■球団史上5番目の規模、日本人野手最高額

 米NBCスポーツ(電子版)によれば、広島への移籍金約17億3000万円と合わせ総額117億6000万円はカブスの球団史上5番目の契約規模。日本人野手では2008年に中日からFAでカブスに移籍した福留孝介(現中日)の4年4800万ドル(約57億円)を大幅に上回る史上最高額となる。

 鈴木は金メダルを獲得した昨夏の東京五輪で4番を打つなど、長らく日本代表の主砲を務めてきた。昨季までプレーした広島では2度の首位打者(19、21年)を獲得し、最高出塁率も2度(同)マーク。6年連続で「打率3割&25本塁打」を達成した。ゴールデングラブ賞を5度受賞している他、19年には25盗塁を記録するなど、5ツールプレーヤーである鈴木にはメジャーのスカウトが早くから目を付けてきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性