カブス誠也Dバックス戦で3打数無安打…開幕後はビデオルームにひきこもりに

公開日: 更新日:

 カブス鈴木誠也(27)が日本時間2日、ダイヤモンドバックスとのオープン戦に「2番・右翼」で出場。相手先発の通算127勝左腕バムガーナーらに対し、3打数無安打。オープン戦2試合連続安打はならなかった。

 渡米1年目の今季はメジャーの投手への対応に苦戦し、オープン戦初安打まで4試合11打席を要した。だが、取り組んでいるのは技術的なことばかりではない。

 鈴木は3月31日のマリナーズ戦でメジャー初安打となる本塁打を放った際、米メディアの取材に相手投手の情報収集に励んでいると明かした。日本では対戦相手が限られるため、相手投手の分析はほとんどしなかったそうだが、今は球団の用意した相手投手のデータを頭に叩き込んでいる。「球団のデータに細かく記されているので、活用して打撃に生かしたい」と、本人は話している。

 すでに相手投手の配球や球種などの把握に努めているだけに、開幕後は本拠地リグレーフィールドのビデオルームに足を運ぶ回数が増えそうだ。

 渡米1、2年目のエンゼルス・大谷翔平がそうだったように、データに目を通した上で、相手の投球映像を見れば、よりイメージが掴みやすいからだ。大谷によれば、相手投手の特徴を頭に叩き込むのはもちろん、対戦後に自分の打席を振り返るのも重要とか。球種ごとのバットの出し方など、打席での反応を確認することが投手攻略につながるという。

 今季の鈴木は打撃ケージでの技術改良に加え、頭脳のフル回転も強いられそうだ。

 大谷はレッズ戦に「2番・DH」で出場し、第1打席で中越えの三塁打を放ち、3打数1安打1得点だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾