カブス鈴木誠也がWソックス戦で初マルチ安打も…指揮官が求める“本当の役割”

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 カブス鈴木誠也(27)が日本時間5日、ホワイトソックスとのオープン戦に「6番・右翼」で出場し、3打数2安打1打点。三回1死一、二塁の好機にオープン戦初の単打となる中前適時打。五回の第3打席では中前打を放ち、初のマルチを記録した。

 3日のエンゼルス戦では左中間スタンドに特大の2号2ランを放ち、広島時代に6年連続で「打率3割&25本塁打」を達成した長距離打者の片鱗を見せたが、日本人ルーキーが求められているのは一発だけではない。レギュラーシーズン開幕後は小技も要求されそうだ。

 デービッド・ロス監督は機動力や小技を駆使したスモールベースボールを得意としている。昨季、チーム盗塁数86個はリーグ4位、犠打数40個は同3位だった。今季はナ・リーグにもDH制が採用され、投手が打席に立たないため、ナの各球団の犠打数は大幅に減るとみられているが、ロス監督は「あらゆる戦術を駆使するつもりだ」と、引き続き小技を絡めた攻撃を展開するとほのめかしている。

 ロス監督は現役時代、多くの日本人野手と対戦した経験があり、鈴木を2番打者に据えたのは長打力だけでなく、進塁打や犠打などをこなせる日本人の器用さにも期待しているからだという。

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