無敵艦隊スペインが誇る多士済々のFW陣 欧州トップリーグでゴールを量産中

公開日: 更新日:

 代表常連のソシエダFWのオヤルサバル(24)が3月、左膝前十字靱帯断裂で離脱したのは痛手だが、レアル・マドリードやチェルシーでもプレーした代表52試合・25得点のユベントスFWモラタ(29)、3月29日のアイスランド戦で代表初ゴールを決めたビジャレアルFWジェレミー・ピノ(19)など多士済々。

 ドイツ1部ビーレフェルトの元コーチで評論家の鈴木良平氏が「ドイツ1部ライプチヒ所属FWダニ・オルモ(23)は要注意」とこう続ける。

「1トップの後方付近を主戦場とし、味方からパスを受けると自らシュートを打つか、ラストパスを送るか、その判断が適切で素早いのが持ち味です。GKの動きを見切って逆方向にボールを流し込んだり、GKの手足が届かないゴール隅を狙って蹴り込んだり、シュートの正確性も特筆すべき点。PAの外からズドンと打ち込む強烈シュートも持っており、カタールW杯でブレークする可能性を秘めている」

 20年冬にライプチヒに加入してから2日のドルトムント戦のゴールで通算58試合・11得点・13アシストとしたダニ・オルモは、今シーズン後に移籍金80億円でバルセロナ移籍が噂されている。

 無敵艦隊の攻撃陣が本領を発揮したら──。日本はドイツ代表よりも悲惨な目に遭うかも知れない。

(次回は守備力)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」