鈴木誠也が週間MVP初選出も…カブス首脳陣が気を揉む「福留の二の舞」

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 日本人ルーキーが初の栄誉を手にした。

 MLBは日本時間19日、週間MVP(11~17日)を発表し、ナ・リーグではカブス鈴木誠也(27)が初めて選出された。

 先週の鈴木は6試合に出場し、17打数7安打の打率.412、3本塁打、5打点をマーク。日本人選手によるメジャー1年目の4月の受賞は2018年のエンゼルス・大谷翔平(27)以来で、開幕2週目での選出は二刀流と並んで最速タイだ。

 日本時間18日のロッキーズ戦では4号ソロを放って開幕から8試合連続安打を記録。ここまで打率4割、4本塁打、11打点(18日現在)。打率は3位タイ、打点は3位、本塁打は2位タイと打撃の主要部門でリーグ上位に名を連ねている。カブス公式サイトによれば、デビュー戦から8試合以上連続で安打を放ったのは、1943年のアンディー・パフコ以来79年ぶり、3人目になるという。

 鈴木は好調な打撃について「結果どうこうよりは試合に臨むための準備は、しっかりやれる時間がある。そこはしっかり怠らないようにやっているので、そういったところが、今元気でプレーできているところだと思う」と自己分析。ロス監督は「打席で落ち着いている。ボール球を追いかけないのは本当に印象的だ」と日本人ルーキーの働きを高く評価。5年総額100億円超の大型契約で入団したルーキーの活躍に目を細めているが、カブスには日本人選手に煮え湯を飲まされた過去がある。

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