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佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

インドネシアで最も優れた左SBアルハンは東京Vでレギュラーを張れるのか(下)

公開日: 更新日:

 しかし、だ。試合出場はおろか、いまだにメンバーにも入れていない選手のオリジナルグッズが先行販売され、来る5月4日のベガルタ仙台戦は「インドネシアFES」と称したイベントが予定されている。

 クラブの公式HPには「日本在住インドネシアの方観戦デー」「先着5000名限定オリジナルうちわプレゼント」などが告知されている。

 クラブ経営の観点から、市場拡大は重要なこととは理解できるのだが、そちらを先行させて、肝心な<実力>が伴ってこないとなると、何ともいただけない状況に成りかねない。

■日本でどんな足跡を残していくのか

 もしフェスイベントに合わせて「その時、その時で調子の良い選手を使う」と明言している堀孝史監督が、ラマダンが明けたばかりのアルハンを初めてメンバーインさせるようなことになれば、彼らの取り巻く未来が心配になってしまう。

 アルハンの契約内容は非公開となっているが、どうやら<2年契約>とみていいだろう。

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