著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

インドネシアで最も優れた左SBアルハンは東京Vでレギュラーを張れるのか(下)

公開日: 更新日:

 しかし、だ。試合出場はおろか、いまだにメンバーにも入れていない選手のオリジナルグッズが先行販売され、来る5月4日のベガルタ仙台戦は「インドネシアFES」と称したイベントが予定されている。

 クラブの公式HPには「日本在住インドネシアの方観戦デー」「先着5000名限定オリジナルうちわプレゼント」などが告知されている。

 クラブ経営の観点から、市場拡大は重要なこととは理解できるのだが、そちらを先行させて、肝心な<実力>が伴ってこないとなると、何ともいただけない状況に成りかねない。

■日本でどんな足跡を残していくのか

 もしフェスイベントに合わせて「その時、その時で調子の良い選手を使う」と明言している堀孝史監督が、ラマダンが明けたばかりのアルハンを初めてメンバーインさせるようなことになれば、彼らの取り巻く未来が心配になってしまう。

 アルハンの契約内容は非公開となっているが、どうやら<2年契約>とみていいだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界