ヤクルト村上に打撃成績ブッちぎられ…巨人岡本が「年俸&メジャー挑戦」でも逆転される日

公開日: 更新日:

岡本は現状維持3億円が精いっぱい

 岡本和の今季年俸は3億円。村上は2億2000万円だ。さる球界関係者がこう言った。

「現在独走中のヤクルトがリーグ連覇、そして2年連続日本一となって、さらに村上が三冠王級の成績を残せば、来季の年俸は3億円を超えて3億5000万円から4億円の攻防になるとみられている。一方の岡本和は、まず巨人がV逸濃厚なことに加え、たとえ本塁打、打点がリーグ2位でも打率の低さがネックになる。ベースが高いだけに3億円の現状維持が精いっぱいでしょう。年俸でも村上に先を越される可能性があります」

 2人の大砲はともにメジャー志向を抱いている。球団としては巨人よりヤクルトの方が金銭的にシビア。そうなると、近い将来、抱えきれなくなることが予想されるヤクルトの村上が先にポスティングを認められ、早く海を渡れるかもしれない。

「昨年の東京五輪の際も三塁手として村上が選ばれ、落選した岡本和は唇をかんだ。昨季まで2年連続2冠で留飲を下げたが、今季は成績でも人気でも立場が逆転。侍ジャパンは来春のWBCを控える。稲葉監督から栗山監督に代わっても、今の村上が代表メンバーから外れる理由はありませんから」(前出の関係者)

 2位の巨人は敵地で広島に連敗を喫し3連敗。最大11あった貯金を吐き出し、今季初の勝率5割に。ヤクルトに13.5ゲームもの大差をつけられ、1996年に11.5ゲーム差を逆転した「メークドラマ」を超えてしまった。岡本和は、せめて本塁打、打点は村上に置いていかれないようにしたいところだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴