渋野日向子に足りない「気持ち切り替えスキル」 T・ウッズがヒントとメンタルトレーナー

公開日: 更新日:

 7日に閉幕した全英女子オープンの渋野日向子(23)は、通算9アンダーで首位に1打差まで詰め寄ったがプレーオフに進めず3位。日本人初のメジャー2勝目は持ち越しとなった。

 渋野は2019年の全英に勝って以後、海外メジャーのベスト5は今回が3度目だ。20年全米女子OPは2打差4位。今年のシェブロン選手権も4打差4位だった。

 この3大会は、いずれも4日間のうちに一度は首位を経験している。先週の全英は初日に65と爆発し単独首位発進。コロナ禍で12月開催となった20年全米女子OPは2日目に2位に3打差をつけた。今年のシェブロンも2日目に66をマークし、単独首位に立っている。

 逆に、この3大会は4日間のうち必ずオーバーパーがある。全米女子は3日目、4日目にスコアを落とし、シェブロンは3日目に大きく崩れた。今回の全英も2日目は2オーバー。それぞれ優勝スコアとは2打差、4打差、1打差。タラレバではあるが3大会ともオーバーパーのラウンドがなければ勝っていた。

 海外メジャーで4日間とも好スコアをマークするのは難しい。だが、渋野にはそれができる力がある。今年のシェブロンも3日目の77で首位から21位まで急降下しながら、最終日はこの大会で2度目の66を出して4位まで盛り返している。こうなると技術よりメンタルに問題があるのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方