菅野徳雄
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菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

セガサミーカップでの金谷拓実のスイングは明らかにおかしかった…これでは優勝は無理!

公開日: 更新日:

 男子ツアー「セガサミーカップ」最終日最終組は、首位の岩田寛(41)と2位・金谷拓実(24)がわずか1打差でスタートしていった。今季、金谷は米国と欧州を遠征する武者修行をしてきたので、どんなゴルフを見せてくれるのか楽しみだった。

 ところがいざ試合が始まると、ドライバーショットが安定していない。それどころかフィニッシュでバランスを崩して、フォロースルーで右手を離して左に曲がるのを防ごうとしていた。金谷はもともと、シャープなスイングに定評があり、歯切れよくクラブを振ってボールを飛ばしていた。しかし、久しぶりに見たスイングはフィニッシュが決まらなかった。

 米国や欧州で戦うために飛距離を伸ばそうと、前よりもヘッドスピードを上げるべくテンポが速くなり、そのためにバランスを崩しているのではないか? と心配しながらテレビ中継を見た。

 最終日のドライバーショットはトップからダウンスイングに移る瞬間の切り返しのタイミングがかなり早くなっていると感じた。

■トップからダウンに切り返す瞬間が大事

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