元川悦子
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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

“38歳の皇帝”長谷部誠が電撃合流! 森保ジャパンは米国戦にトップ下を置いて戦う

公開日: 更新日:

長友は「長谷部さんしか出せないオーラを感じた」

 当の前主将は黒のベンチコートを着て登場。3度のW杯を共闘した盟友・川島永嗣(ストラスブール)や長友らと笑顔で会話を交わした。ロシアW杯以来の再会という長友は「いるだけで緊張感だったり、心身ともに整う感じがあるな、と。やっぱり長谷部さんしか出せないオーラをひしひしと感じながら幸せな時間を過ごしました」と手放しで喜んでいた。

 練習が始まると、長谷部は反町技術委員長とともにスタンドへ移動。後輩たちの一挙手一投足を見守った。欲を言えば、我々報道陣としては、彼が黄色のジャージで代表選手とともにグランドに立つ姿を見たかった。長友も心の底ではそう願っていたはずだ。

 長谷部とプレーしたことのないボランチの守田英正(スポルティング・リスボン)や田中碧(デュッセルドルフ)も同じピッチ上で学べるものは少なくないはず。偉大な先輩の話を聞けるだけでも勉強になるのは確かだが、24日までの間に一緒にボールを蹴るチャンスが生まれるといい。

 もちろん重要なのは、米国戦の結果と内容。戦闘モードに戻った長友は「米国は、前から激しくアグレッシブに来る。そこはドイツと一緒。ドイツが挑んだイタリア戦、イングランド戦のデータを見たが、支配率は60%を越えている。

 だからこそ、前から行くべきなのか、ブロックを作って守ってショートカウンターに行くべきかの共通認識をより持たなければいけない」と強調。米国との戦いを11月23日のW杯初戦・ドイツ戦(ドーハ)に繋げていく構えだ。

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