著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

米国戦で注目したい南野拓実と堂安律を直撃! 2人が心情と決意を語った

公開日: 更新日:

 カタールW杯前最後の強化の場となる9月の欧州遠征。その初戦となる23日の米国戦が目前に迫った。

 6月の代表試合4連戦では2日前まで報道陣に練習を公開していた森保日本だが、さすがに本大会が2カ月後に迫った今は警戒ムード。21日からは冒頭15分を除いてクローズにし、入念に戦術の落とし込みを行った模様だ。 

 そこで気になるのが、攻撃陣の陣容。20日の練習では4-2-3-1を試していたが、背番号10・南野拓実(モナコ)は従来通り、左サイドでの先発が有力視される。

 直近18日のスタッド・ランス戦で新天地初ゴールを奪った男は代表でも存在感を示せるのかーー。

■米国戦を前に戦術を入念に落とし込んだ

 現地は21日も快晴に恵まれ、最高気温17度というのも前日とほぼ同じだ。筆者は日本時間の午後に2件のオンライン取材が入っていたので早朝6時に起床。2時間以上、喋り続け、さすがに疲労困憊となった。

 コロナ禍以降、リモート環境が発達し、場所に関係なく取材や会議ができるようになった。それはありがたい限りではあるが、逆に仕事に忙殺されるのも事実。コロナ前にはなかった状況に驚きを覚えるとともに、テクノロジーの進化の善し悪しを再認識させられた。

 日本代表の練習は現地午後3時から。それまでに別の仕事を片付け、徒歩20分かけて現地に向かった。通いも3日目ともなれば、道のりも慣れたもの。道すがらに会った記者仲間から「電動キックボードがレンタルできる」と聞かされ、少し心惹かれたが、速度を上げて歩くのは健康にいい。爽やかな空気も心地良かった。

 自分のグランド入りとほぼ同時に選手バスが到着。30人の選手が次々と下りてきた。特に機嫌が良かったのはフィールドプレーヤー最年長の長友佑都(FC東京)。「こんにちは!」と元気よく挨拶してくれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」