著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

“38歳の皇帝”長谷部誠が電撃合流! 森保ジャパンは米国戦にトップ下を置いて戦う

公開日: 更新日:

「熱量がなかったらここにはいられない」

 相手が強くなればなるほど日本の守備力が問われるところ。今回は進境著しい板倉滉(ボルシアMG)が負傷離脱したものの、半年以上も代表戦から離れていた冨安健洋(アーセナル)と酒井宏樹(浦和)が復帰。吉田麻也も新天地・シャルケでタフな戦いを続けており、守備陣の経験値は高まっている。

 長友自身はちょうど1年前に復帰したFC東京で左右のSBで臨機応変にプレー。厳しい評価にさらされることもあるが、「自分はまだまだ世界の大舞台でやれるんだ」と鼻息が荒い。

 そのパッションは36歳になった今、増す一方だ。22日の取材対応時にも川島に「熱量がすごい」といじられたほど。「そりゃ熱量あるでしょ。それがなかったら、もうここにはいられない」と39歳のチーム最年長GKに言い返す姿はサッカー少年そのままだ。

 日本からの移動で練習合流が遅れた分、米国戦のスタメン出場は難しいだろう。が、26人登録・5人交代のカタールW杯は過去にない総力戦。大ベテランにも必ず仕事が巡ってくるはず。

 それを確実に遂行し、長谷部という偉大な先輩を納得させるような形に持っていってほしい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃