著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

エクアドル戦翌日 日本人メディアに会釈する田中碧、彼の礼儀正しさに触れた

公開日: 更新日:

21歳の内野は「A代表は目指さないといけない場所」と言った

 それでも、本人は「ケガも順調に回復し、あと2週間で全体練習に合流できそうで、1カ月以内には公式戦出場を目指します」と弾けんばかりの笑顔で言う。ただ、今季は11~12月がW杯ブレイクなので、若武者の本格稼働は2023年の年明けからになりそうだ。

 その頃は日本代表の新チームも発足する時期。森保日本がカタールで8強入りすれば指揮官続投もあり得るが、いずれにせよ選手の方はさらなる若返りが進むことになる。

 パリ五輪代表を指揮する大岩剛監督は「A代表経由パリ行き」を掲げており、内野の世代は来年から続々とA代表入りを果たさなければいけない。日々、田中碧と接している彼にしてみれば、A代表やW杯をより身近に感じていることだろう。

「碧君が来てロッカールームが楽しくなりました。僕はドイツに来て3年目ですけど、日本人と同じチームになったことがないので、日本語で話せるのは楽しいです。これまで代表でしか日本人選手とサッカーしなかったけど、今は少し感覚が変わりましたね。僕にとってもA代表は目指さないといけない場所だと思ってます」と近未来のスター候補生は目を輝かせた。

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