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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

オリックス能見篤史の引退に思う “往年の虎のエース”同級生の井川慶との奇縁

公開日: 更新日:

 時代は2010年代に突入し、阪神投手陣は井川の時代から、能見の時代へと移り変わる。能見は30代に入ってから先発ローテの中心を担い続けるという異例のタフさを発揮し、15年には36歳にして5回目の2ケタ勝利を挙げ、38歳まで先発として投げ続けた。

 井川は2000年代の阪神を支え、能見は10年代の阪神を支えた。その2人が同級生なんだから、結局は79年度生まれの2人の左腕に、阪神は20年間くらいお世話になってきたことになる。

 79年度生まれといえば、他球団ではヤクルトの石川雅規もいる(早生まれだが)。石川は今季までで通算183勝。おそらく200勝目指して来年も現役続行だろう。そんな石川も左腕である。79年度生まれは左腕王国だったわけだ。

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