著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

GKシュミットは「真司君が来てサッカーを楽しむことの大切さを再認識した」と語った

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「得点やアシストに繋がる前のプレーを増やしたい」と香川

「真司君が来てサッカーを楽しむことの大切さを再認識した」とシュミットも6月の代表活動中に話していたが、香川自身も少年時代から感じていた「サッカーを純粋に楽しむ」という原点に回帰したのではないか。

「今は個人的にやりたいこととチームの方向性をすり合わせている段階。今のポジション(インサイドハーフ)だと2ケタ得点とかはムリなので、得点・アシストにつながる前のプレーを増やして、攻撃にリズムを加えるか。それを考えてやってます」と本人は言う。

 彼との会話も2019年6月の代表活動以来3年ぶりで、こちらも新鮮だった。その間、サラゴサでの契約解除、PAOKでの理不尽な扱いなど想像を絶するような日々を過ごしたはずだが、こうやってまたピッチに立てるのは何より。彼がこだわり続ける欧州挑戦が納得できるものになってほしいと強く願った。

■優しくて穏やかな人柄のシュミットと再会した

 その後は、この日のメインイベントであるシュミットのインタビュー。筆者は彼が松本山雅に在籍していた2016年からよく見ていたが、本当に優しくて穏やかな人柄で、誰からも愛される好人物だ。

「山雅にいた時はJ2で、自分が代表に入るとか、W杯に行くとか全く考えられなかった」と本人も笑みを浮かべていた。

 9月27日のエクアドル戦(デュッセルドルフ)でのPKセーブと好守連発を見た直後だけに、我々としては1カ月半後のカタールW杯での正GK抜擢を期待してしまう。

 だが、人の良いシュミットは「ゴンちゃん(権田修一=清水)と一緒に練習していたら、なぜ彼が試合に出ているのか、よく分かる。自分は6月と9月の2戦に出してもらいましたけど、『お前、どれだけできるかやってみろ』と試されただけ。正守護神に近づいた実感はないです」といつも通りの謙虚な口ぶり。

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