なでしこがナイジェリアに快勝も…「世界トップ国には通用しない」と初代専任監督が苦言

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■U-20女子W杯準優勝メンバーが代表デビュー

 なでしこは、何度か迎えた失点のピンチもしのぎ切り、終わってみれば2-0のクリーンシート勝利。

 8月のU-20女子W杯コスタリカ大会で準優勝したU-20代表をけん引したFW浜野まいか、MF藤野あおばが後半69分に投入され、なでしこデビューを果たすなど海外組、国内組、若手組が互いに刺激し合い、チームが活性化しているともっぱらだ。

「しかしながら……」と元独1部ビーレフェルトのコーチで初代なでしこ専任監督の鈴木良平氏がこう続ける。

■点取り屋不在というウィークポイント

「たとえばW杯本大会でベスト4以上を狙おうと思ったら、世界ランキング1位のアメリカ、2位ドイツ、3位スウェーデン、4位イングランド、5位フランス、6位オランダなど強豪と対戦して勝つことが求められる。日本の女子選手は技術の高さ、パスワークの巧みさなど優れている部分も多いが、世界トップ級の強豪相手に<頼れる点取り屋不在>というウイークポイントが、どうしても浮き彫りになる。2得点の田中ですが、前半26分にGKと1対1の場面になりながら、グラウンダーのシュートはキャッチされた。あの場面はGkをかわすか、浮き球のシュートを放つか、相対した状況でのシュート以外にも選択肢があり、ひと工夫すれば先制点となっていた」

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