朝倉未来「BreakingDown」はならず者の喧嘩か格闘技か…プロから批判もゆたぼんも参加意欲の引力

公開日: 更新日:

■怖いもの見たさとわかりやすさ

 BreakingDownをきっかけに、インフルエンサーとして人気を獲得している参加者も少なくなく、BreakingDownが最短で成り上がるためのジャパニーズ・ドリームになっているという。

 だが、大会運営を巡り、批判的な声が上がっているのも事実。BreakingDown6本戦の前日会見では、出場選手が対戦相手に椅子を振り下ろし、ケガを負わせるアクシデントが起こった。

《子供達が見る影響を考えて欲しい。何も分からない子供達からしたらあれも格闘技だと思ってしまうし、それがメディアで放送されることで正しいものだと感じる》

 自身のツイッターでこうつぶやいたのが、K-1元3階級制覇王者の武尊(31)。武尊のほかにも、多くのプロ格闘家からも批判的な声が上がった。

教育上よくないということであれば、OUTSIDERと同様、刺青を入れた男たちが大勢参加するなど、元反社の巣窟のようになっています。実際、オーディションで注目を集めた参加者がその後、違法薬物の取引を巡るトラブルで逮捕される一件もありました。ただ、普段お目にかかれない危険そうな男たちの混ざり合いを見たいという欲求に応えられている点と、茶番ともとれるようなディスり合い、闘いを通して乱闘していた者たちの間で友情が芽生えるなど、わかりやすさもウケている要因ではないでしょうか。ただ、明らかに鍛えていない素人によるケガの危険性も含め、多くのプロが発言するように、これを格闘技と見られるのに拒絶反応を示す声は少なくありません。単なるエンタメと一蹴したくなる気持ちもわからないでもありません」(前出の格闘技ライター)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情