藤波辰爾が68歳にしてYouTuberデビュー「ずっとリングに立ちたい。試合が楽しくて仕方ない」

公開日: 更新日:

 プロレスラーの藤波辰爾(68)がデビュー50周年を機にYouTuberデビューした。16歳で入門し、師匠・アントニオ猪木(享年79)のもとでプロレス黄金期を支え、今も55歳差の選手と戦うなど現役。「試合に出たくてたまらない」という闘魂の源を直撃した。

 68歳にしてYouTuberデビューした。

「僕には何年、何十年と追いかけてくれてるファンの方がいて、そんなみなさんに何かお返しができないかと思ったんです。プロレスの世界に入ったのは1970年、大阪万博の年で、デビューしたのは1971年、日本プロレスでした。新日本プロレスも全日本プロレスもない当時のプロレス界、時代背景や巡業、今のファンが知らないことを話していこうかなぁと思ったんですね。アントニオ猪木さんやジャイアント馬場さんがいる、プロレスがいちばん元気だった時代を知っていて、まだ現役で闘ってますから。昔の巡業のことを蝶野(正洋=59)選手のYouTubeで話したら、『藤波さん、その話をもっと聞かせてくださいよ!』って言うわけ。レスラーでもそれだけ関心を持ってるなら、ファンの方はもっと知りたいんじゃないかなと」

 蝶野や長州力(70)、前田日明(63)や獣神サンダー・ライガー(57)、アナウンサーの古舘伊知郎(67)らのチャンネルにもゲスト出演している。

「自分が知ってることを話すだけで精いっぱい。スマホはね、LINEをやって、調べものでも活用して、最近やっと自分でツイッターをアップできるようになったけど息子にね『一度あげたら修正できないからよく確認してください』って言われて、何度も確認してからあげてます」

 新たな挑戦は長男でレスラーでもあるLEONA(29)がプロデュース。

「プロレスで全国いろんなところに行くし、旅行も大好きなので、『そのときは絶対に写真だけは残しておいてください』と言われます。先月、NHKの番組(『1オクターブ上の音楽会』)で37年ぶりに『マッチョ・ドラゴン』を歌ったんだけど、あのオファーも彼が『お父さん、やりましょう! ファンの方へのプレゼントとしてやったほうがいいですよ』って言われて。すごく緊張しながら歌ったんだけど、放送後はツイッターで大騒ぎになってて。すごい数のコメントが書き込まれていて、驚いちゃった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態