著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

ドイツとの決戦4日前から異例の“森保のカーテン”…足場固めに集中して勝利を狙う

公開日: 更新日:

 8日に脳振とうに見舞われた遠藤は、ボールを使った練習を精力的に実施。対人プレーができるようになれば、本番には何とか間に合いそうだ。

 三笘もランニングを中心に調整を進めた。ケガをしたわけではないため、コンディションさえ上がれば、ドイツ戦の出場はOKだろう。

 最も不安視されるのが守田だ。室内で入念にストレッチを行った後、痛めている左ふくらはぎの感覚を確かめるようにゆっくりと走り、最後にはボールを使った軽いメニューに取り組んだ。

 これでも大きな前進だが、他の2人に比べると状況は険しそうだ。

「日本だけを見るとケガ人が多くて危機感も出てくるが、どの国もケガ人が出ていて調子が上がらない選手もいる。その中で今のベストをどれだけ発揮できるかが大切。自信を持って集中してやりたい」と森保監督は自分たちの足元固めに集中する構え。通常の代表戦では、2日前から非公開のところを今回は4日前の19日からクローズする。

「森保のカーテン」でカナダ戦黒星からの急浮上を、そしてW杯でのサプライズを狙う──。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」