著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【Good people with a good pedigree.】代理人バレロ氏が口にした「オオタニは血統書付き選手」の意味

公開日: 更新日:

 “MENTOR”とは「相談相手」「よき指導者」「恩人」のことだ。次に「代理人としてどんな選手を評価するのか?」との質問に対して答えたのが今回のフレーズだ。

 “pedigree”とは「家柄」「血筋」「血統」のこと。「動物の血統書」の意味もある。実力があっても、人間性がよくなければ相手にしないと言っているようだ。大谷の代理人になった時にも、家族関係や両親の人柄なども調査したのだろう。

 同氏は若い頃、マリナーズのマイナーに所属していた。シーズンオフにアルバイト先の工事現場で転落事故に遭って重傷を負い、プロ選手の道を諦め、06年に大手代理人事務所のCAAに加入した。

 バレロ氏はこれまで8人の新人王、3人のサイ・ヤング賞投手、5人のMVP選手を生み出し、米経済誌MONEY INC(21年)によれば、同氏の20年度の手数料収入は約1450万ドル(約19億円)とある。大の釣り好きで、忍耐強く、GRITと呼ばれる根性、精神的回復力、独創力など全てを兼ね備えている、と評価されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然