ダルと新たに6年総額142億円! 42歳までの超破格契約を交わしたパドレスの狙い

公開日: 更新日:

「昨季のダルはエースとして投手陣を牽引(16勝8敗)したうえに、ポストシーズンでも安定した投球(4試合で2勝1敗、防御率2.88)を披露し、短期決戦に強いことを証明した。メジャー移籍後は力でねじ伏せる投球が目立ったが、去年はこれまで以上に変化球を駆使してかわす投球スタイルに転換するなど、年を追うごとに円熟味を増しています。対戦相手のデータが収められたタブレットに目を通すなど、研究熱心な姿勢はベテランのメルビン監督(61)も高く評価している。パ軍は投手としての力量はもちろん、試合への臨み方なども含めてチームに好影響を与えることを評価。一線級の投手をFA市場で調達するよりもダルと再契約した方がコストパフォーマンスがいいと判断したのでしょう」

 実際、ダルの投球は安定感を増している。昨季のクオリティースタート(QS=6回以上を自責点3以内)は25回で、メジャー全体ではアストロズの左腕バルデスの26回についで2位、ナ・リーグではマーリンズのサイ・ヤング賞右腕サンデイ・アルカンタラ(24回)を抑えてトップだった。投球回数は194回3分の2で、メジャーの先発として評価されるイニングイーターとしても機能した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動