日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

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「昔は努力さえすれば新弟子は確保できた。でも今は…」

史上最速で十両に昇進した19歳の落合(C)共同通信社

「相撲人生の中で何度もあるチャンスではないので、闘争心をもって、とにかく気持ちの入った相撲を取っていきたい」



 2月27日、春場所(3月12日から大阪)の番付が発表され、横綱昇進に挑む大関貴景勝(26)が会見でこう言った。昨年の11月場所は優勝同点、先の初場所は優勝。横綱の昇進基準は2場所連続優勝か、それに準じる成績とも言われるが、それでも横綱になれなかったのはなぜか、課題があるとすれば何か。八角理事長(元横綱北勝海)に聞いた。



 ──貴景勝について「横綱に推薦されてもよかったのでは?」という声もありますが。



「横綱に推薦するのは横綱審議委員会なので、その理由はわかりません。ただ、貴景勝の場合はあくまで『優勝に準ずる成績』。確かに4場所連続で10勝以上中ですけど、その直前の昨年3、5月場所はいずれも8勝7敗で内容も良くなかった。そうしたところを加味されたのではないか。もちろん、審議の対象にはなっていると思いますよ」



 ──理事長は貴景勝をどう見ていますか。



「押し相撲で4場所連続10勝以上は非常に難しい。それだけ本人の精神力が強いことは間違いない」



 ──では、横綱になるにあたって物足りない部分や課題などは。



「圧倒的な立ち合いの圧力でしょうね。大関に昇進したばかりの頃の圧力。確かに最近は押しながら、相手をよく観察し、左からいなす相撲が増えてきた。それはそれで安定感は出てきますが、やはり、圧倒的な力強さを見せなければ、マイナスのイメージは回復できない」



■「現役時代の私のことですか?(笑)」



 ──確かに貴景勝は負けるときはあっさり。口さがないファンは「ペタッと倒れ込んだカエルみたい」なんて声もあります。



「それは現役時代の私のことですか?(笑) ただ、あっさり負けるのは押し相撲の宿命でもある。むしろ、それを気にしていたら前に攻められません。常に強気強気じゃないとダメなんです。私も押し相撲でしたが、立ち合い変化であっけなく負けることもありました。そこで次に同じ相手と当たった時、立ち合いで慎重になったら、今度は思い切り当たられて負けたこともある。それ以降、変化で負けた次こそ、より迷いなく当たるようにしていましたから」



 ──貴景勝はかつて、執行部と対立した元貴乃花親方の弟子でしたが、それも昇進に影響しているのですか。



「それは 

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