MGCでのパリ五輪代表は“真の実力者”か…一発勝負選考を陸連自画自賛も東京五輪では惨敗

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 来年のパリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権が懸かった国内指定大会は12日で全日程を終了。出場権を得たのは男子62人、女子29人。今後は5月末までの海外大会などの記録で新たに出場権を獲得する可能性はある。

 過去、五輪マラソンの代表(男女各3枠)選考はよく揉めた。異なる条件の大会覇者を比較するのだから当然だが、その教訓から生まれたのがMGCだ。

 指定大会で条件をクリアした者が一堂に会する「一発勝負」で、上位2人が即代表に内定するわかりやすい選考は誰もが望んでいたもの。前回のMGCは大いに盛り上がり、陸連は「大成功」と自画自賛した。

 残り1枚の代表切符は、MGC後に行われる指定大会で男子2時間5分49秒以内、女子2時間22分22秒以内の派遣記録を突破したものが選ばれる。記録に届かなかった場合はMGC3位の選手が代表入りする決まりだが、男子は2020年の東京マラソンで大迫傑が2時間5分29秒の日本記録で代表になり、女子は一山麻緒が同年の名古屋で女子単独レースの日本新記録(2時間20分29秒)で切符を手にした。

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