WBC準決勝で朗希3失点、由伸2失点でもメジャースカウト大満足 侍J“2枚看板”生観戦で品定め

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 侍ジャパンが劇的なサヨナラ勝ちで3大会ぶりの決勝進出を果たした。日本時間21日の準決勝メキシコ戦は、常に先行される苦しい展開になったが、最後の最後で「眠れる男」が試合をひっくり返した。

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 4-5と1点ビハインドで迎えた九回裏。無死一、二塁の好機で今大会絶不調の5番・村上宗隆(23=ヤクルト)に打席が回る。この日もそれまで4打数無安打3三振。苦汁を舐め続けてきた史上最年少三冠王がついに大仕事をやってのけた。

 メキシコの6番手・ガイエゴスの3球目、151キロの真っすぐを振り抜くと、打球はセンターの頭上を越えた。同点、勝ち越しの2者が生還し、サヨナラ勝ち。本塁付近に歓喜の輪が広がった。

■メジャー30球団がササキロウキをマーク

 喜びを爆発させる日本ナインと同様、ニンマリしていたのがネット裏のメジャースカウトだ。

 米メディアによれば、試合が行われたマイアミのローンデポ・パークのネット裏にはこの日、メジャー30球団から60人を超える編成担当、スカウトが集結。彼らが注目する佐々木朗希(21=ロッテ)が先発、山本由伸(24=オリックス)が2番手で登板と、日本球界が誇る2枚看板が揃い踏みしたからだ。

 佐々木は四回に6番・ウリアス(ブルワーズ)に先制の3ランを浴びたものの、4回を投げて5安打3奪三振。直球はほとんどが160キロ超とポテンシャルの高さを見せつけた。

「この日の登板を前に、MLBの公式サイトが『ササキはオオタニ級の天才』とする特集記事を載せ、『速球は100マイルを超え、90マイルを超えるスプリットはテーブルから床に落ちるようだ』と書いたように、メジャー30球団がササキロウキをマークしている。25歳ルールに抵触せずに米球界に挑戦すれば、8年から10年で450億円規模の契約になる」(ア・リーグのスカウト)

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