ビーチサッカー日本代表がアジア連覇に王手! 26日夜の決勝でイランと大一番

公開日: 更新日:

 タイ・パタヤで開催中の「AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023」(兼FIFAビーチW杯アジア予選)の準決勝(25日)で日本代表がUAE代表を5-1で退け、26日の決勝(日本時間午後10時30分キックオフ)で難敵イランと対戦して大会2連覇を目指す。

 選手兼監督の大黒柱・茂怜羅オズ(37)が「第1ピリオド(P)の試合内容は凄く良かった。このまま第2P、第3Pと続けたかった」と試合後に振り返った。

 確かに第1Pは攻守にUAEを圧倒し、付け入るスキを与えなかった。開始2分、右サイドの大場崇晃(31)が、GK柴本慎也(27)からの下手投げパスを右足で絶妙トラップ。そこから左足インサイドで流し込み、幸先よく先制点を奪った。

 同10分には、山田貴仁(27)がゲットしたFKを自ら右足で強烈シュート! ボールは相手GKの右手を弾いてゴールネットを揺らした。

 第2PからGKが河合雄介(34)に交代出場。開始1分過ぎに見せ場が訪れた。至近距離からのFKの場面でキッカーの思惑を完全に見切り、ドンピシャのタイミングで右に飛んでビッグセーブである。

 もっとも第2Pに入ると不可解なジャッジからファウルを取られる場面が増え、なかなか試合の流れを引き寄せることができない。 

 4分には、自ゴール前でのオズがプレーがファウルと判定され、PKが決められて2-1と1点差に詰め寄られた。

 それでも何とか劣勢だった第2Pを1失点に抑え、第3Pの日本が息を吹き返した。3分、8分と得点ランキング首位の赤熊卓弥(33)が立て続けにゴールを決め、試合終了間際にはチーム最年長の山内悠誠(37)が相手のボールを奪い、そこから左足ゴールを決めて快勝劇の立役者のひとりとなった。

「1対1の攻防でボールが取れていたし、ゴールの場面は(奪ってやろうと)狙っていた。準決勝でゴールは予定通り。点差以上に拮抗した試合だった。優勝カップを持って帰りたい」(山内)

 イランとの一大決勝では、日本の守護神2人のパフォーマンスも、勝敗の行方を左右する。

 先発したUAE戦が代表10試合目となった27歳のGK柴本。背番号1を背負った34歳のベテランGKの河合。試合展開や局面などに応じて使い分ける「GK2人体制」で奮闘する日本の決勝の戦いぶりは要注目である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗