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羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

国内ツアー開幕戦で「20代活躍」という明るい材料 松山英樹もマスターズに間に合いそう

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 また石川遼が4日間とも60台でまとめ3位でした。昨年はフラット気味のスイングでしたが、今年はクラブが立って上がり、トップで手の位置が高く、軌道がよくなっていました。ショットに不安がなくなれば、優勝争いに絡む機会はさらに増えてくるはずです。

 開幕戦はトップ10に10、20代の若い選手が6人も占め、好スタートを切りました。若手の活躍は男子ゴルフに新しい風を呼び込み、ツアー活性化が期待されます。大会2日目に61と爆発して5位フィニッシュのレフティー・細野勇策は20歳。九州でうまい子がいるとウワサに聞いていた8位の長野泰雅はまだ19歳です。

 2位・星野陸也(26)、5位・小木曽喬(26)、8位・中島啓太(22)、同・金谷拓実(24)とすでに優勝経験のあるプロばかりでなく、フレッシュな顔ぶれが力をつけており、同じ20代の発奮材料になってチャレンジしてくる若手が増えるでしょう。そんな明るい材料が多く見つかった開幕戦であり、これからのゴルフ界を大いに盛り上げてもらいたいと思います。

松山英樹はうまく調整できている

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