大谷翔平MVP奪還のカギはリアル二刀流での本塁打量産にあり…今季ここまで7試合で0本

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米国では2ケタ勝利に重きを置いていない

 大谷は昨年8月10日のアスレチックス戦で10勝目を挙げ、2ケタ勝利と2ケタ本塁打を達成した。日米のメディアは1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりの偉業を大々的に取り上げたが、「ルース以来の記録達成はもちろん、偉大なことではありますが、米国では2ケタ勝利に重きを置いていません。10勝に到達したことよりも、同じ日に本塁打(七回にダメ押しの25号ソロ)を放ってチームを勝利に導いたのは評価に値するものでした」とフレッチャー氏は言う。

 20年以上のメジャー取材歴があり、米野球殿堂の投票資格を持つベテラン記者は、2ケタ勝利よりも、登板時に一発を打ったことでチームの勝利に貢献したことを評価したのだ。

 大谷はリアル二刀流をこなすようになった21年以降、意外にも登板時に自ら本塁打を放ったケースは少ない。マウンド上での負担もあるのだろう。21年は23試合で3本塁打、22年は28試合で2本塁打。今季ここまで7試合で0本にとどまっている。そして日本時間10日、アストロズ戦で今季8試合目のリアル二刀流出場予定だ。

 MVPは全米野球記者協会(BBWAA)会員による投票で決まる。各選手の成績はもちろん、印象度が左右するといわれるだけに、大谷は登板時にできるだけ本塁打を量産してインパクトを残すしかない。

 その大谷は日本時間9日のアストロズ戦に「3番・DH」で出場。4打数2安打2打点で打率を3割に戻した。

 三回1死一、二塁の好機に相手の先発右腕ブラウンの変化球に体勢を崩しながらも、中前右に運ぶ適時二塁打。3対4と1点を追う五回一死三塁から、再びブラウンの変化球を捉えて右越えのタイムリー二塁打を放った。大谷の2試合連続のマルチ安打もあり、同地区のライバルであるアストロズ3連戦で先勝した。

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