新庄日本ハムの飛び道具は相手にバレバレ…野村采配“信奉”指揮官「弱者の兵法」の勘違い

公開日: 更新日:

 苦渋の連敗だ。

 日本ハムは25日、ロッテに敗れ2連敗。打線は12安打を放ったものの、七回の守備のミスなどで足を引っ張った。

 新庄監督が率いる日本ハムといえば、奇襲、奇策が代名詞。交流戦でもセ相手に重盗、スクイズなどをズバズバ決めた。

 しかし、そんな「飛び道具」がパ相手にはバレバレ。前日には石井が1打席に2度スクイズを試みるも、外されて三塁走者憤死、同じく外されて三振と三塁走者タッチアウト。3つのアウトを献上し、試合にも敗れた。

 新庄監督はこの日の試合前、「スクイズのサインは変えた」とジョークを飛ばしたが、本質はそこではない。

 かつて「奇策は弱者の兵法」と言ったのがヤクルト阪神の監督を歴任した故・野村克也氏。著書では「奇策は8割以上の勝算があって仕掛けるもの」と書いていた。

■野村監督の奇策は“チョボチョボ”だった

 そんな野村采配をよく知るヤクルトOBの飯田哲也氏は「世間で言われるほど野村監督は奇策を使っていなかった」とこう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い