4位巨人「支配下選手」残り3枠の悩ましさ…投手に使うと囁かれる一方で筒香嘉智にも熱視線

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■新天地求め自ら契約破棄

 米球界関係者がこう言う。

「レンジャーズはア・リーグ西地区首位。レギュラー陣が好調でお呼びがかからなかった筒香は、自ら契約破棄の権利を行使して、一度フリーになって他球団と交渉できるようにした。メジャー昇格の可能性が高い球団とマイナー契約を結ぶ可能性が高そう。米国志向が強く、向こうでユニホームを脱ぐ覚悟もあるようだから、日本球界復帰があるとしても、まだ先とみる関係者は多い」

 とはいえ、日本を代表するスラッガーが「フリー」なのだから、日本の球団も腰を浮かせて当然だ。

巨人は23日の広島戦で坂本が右太もも裏肉離れで抹消となってから3連敗。長期離脱は避けられない情勢で、5月に同様の肉離れを負った中田も途中交代するなど万全ではない。打線強化が切実な上、原監督の強い意向で、筒香が日本球界に復帰する時は、必ず手を挙げると決めているそうです。巨人はずっと前から、調査を継続している。ただし、日本に帰って来るなら、古巣のDeNAが本命視されていますが……」(前出の球界関係者)

 これから疲弊する夏場に向けて、投手陣の層は厚くしたい。一方でオフにFA補強ができなかった原監督としては、久々にビッグネームも欲しい──。実現度はともかく、残り3枠の使い方が難しくなってきた。

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