高校野球「クーリングタイム」直後に足をつる選手続出…《炎天下でやって、強制的に冷やして体に悪そう》

公開日: 更新日:

 夏の甲子園での暑さ対策として今大会から導入された「クーリングタイム」をめぐって、SNSでは高校野球を場として「甲子園球場である必要性」を問う議論が巻き起こっている。

 クーリングタイムは5回終了後に10分間設けられ、選手はクーラーや送風機が置かれた涼しいスペースで体を冷やしたり、水分を補給したりできる。サーモグラフィーなどを使って熱中症の症状のある選手を確認するなど、幅広い対策を講じるようだが一方、6回から足がつる選手が続出しているのだ。

 高校野球ファンからは、医療スタッフの措置を受けた選手を見ながら《「命の危険を伴う猛烈な暑さ、出来るだけ外出を控えるように」と言われている中でも行われる高校野球。もはや欲にまみれた大人の都合しかみえない》などと、異論や批判が相次いでいて、そもそも予選大会などは甲子園球場を使わずに京セラドームや東京ドームなどを使えばいいのではないか、といった議論が交わされている。

 SNSでは、《誰か犠牲者が出るまで根本的な対策はしないのだろう。時期を変えるか球場を変えるか甲子園をドーム化する必要があるのでは?ただ甲子園だけでなく予選大会も同じことだが》《そら変なタイミングで冷やすだけ冷やしたらそうなるやろ。若人を殺す気か?開会式と決勝だけ甲子園、あとは東京ドームと京セラドームで東西予選すりゃえぇねん》《わざわざ炎天下でやって、今度は強制的に冷やして休ませて、10分経ったらまた炎天下へ。体に悪そうだな。ドームにしたら?甲子園にこだわるから色々問題あるんじゃないの?》などと、開会式や閉会式、準決勝、決勝などのメーンイベント以外は屋内でやるべきだといった声が圧倒的だ。

 また《真夏は無理なのでは?開催の形を考えなおすべきと思います》《昼間は避けて、ナイターにしたらええんちゃう?》といった開催の時期や時間を変更すべきといった意見も散見される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  1. 6

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  4. 9

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  5. 10

    立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」