夏の甲子園では見られない逸材たち 地方大会で敗れた「高校生ドラフト候補5人」の真価

公開日: 更新日:

武田陸玖(野手・174センチ・77キロ・左投げ左打ち=山形中央)

「一言で言うと天才タイプ」

 こう評するのはパのスカウトだ。174センチと上背はないものの、打ってはミート力を武器に安打を量産。投げてはノビのある直球が武器。U18日本代表の馬淵史郎監督は「ちょっと違うなと思った」と絶賛する。外野もできるが、「投打二刀流」志望だ。

「打者としては、バットに当てる感覚が優れている。自分の“間”で打てるので、どんな投手にも対応できる。足はあまり速くない。中日の岡林勇希タイプ。投手としては、直球はホームベースの先まで伸びていくような球質が魅力的。課題は変化球。指先の感覚も良く、腕も振れるので、磨けばもっといい変化球が投げられるはず」(前出のスカウト)

 山形大会決勝で敗れ、「プロ志望でしたが、こんな力不足ではまだ考えられない。大学、社会人も含めて家族や先生、監督らと相談して決めます」とトーンダウン。決断が注目される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が