著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

36歳のジョコビッチを支える「鋼の意志」 前人未到のグランドスラム24勝に到達

公開日: 更新日:

■「ロスまでやると思う」

 全豪では国外退去させられた反ワクチンだが、その考えを他人には押し付けない。今年の全仏でコソボ問題を訴えたが、訴えるのは一度だけ──秘めた強い自己主張の先に記録は生まれた。イワニセビッチは「ロサンゼルス(五輪)までやると思う」と話す。あと5年……。

 メドべージェフはよくこの話をする。4大大会にも出ていなかった頃、世界1位のジョコビッチに会った。おじけづいていると、ジョコから話しかけてきた。

「どんな若い相手にも敬意を払い、助言をくれる。ぼくのツアー20勝も悪くないと思うが、メジャー24勝……すごい!」

 米国の中心で、ロシアの若者に大きな拍手が寄せられた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲