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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

それでもワクチンは打たない “鉄仮面”ジョコビッチの譲らぬ主張とブレない姿勢

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 ウィンブルドンが始まったところで、テニス誌「テニスマガジン」の完全休刊が発表された。

 創刊から53年目。告知は「情報発信の主役が紙からデジタルに変化する時代」と説明する。新聞もそうだが、ネットのせいにしたらおしまいだ。読者の周りの世の中何もかもが変わり、その変化に気づかなかった、追わなかった、とぼけたー―読者離れと言うが、甘ったれてはいけない。読者ではなく、作り手が手放したのだ。

 一時は5誌あったテニス誌がほぼ壊滅したのに対し、面白いことに、ゴルフはいまも定期刊行6誌、内情は火の車にしても不定期を入れると年に30誌は出ているという。ゴルフ作家の夏坂健がゴルフには「やる楽しみ」「見る楽しみ」の他に「読む楽しみ」があると言った。

 特にクラブスポーツでは勝負や技術自慢はやぼの骨頂なのだが、日本のテニス誌の特徴は連続写真。トップ選手のスイング写真を使ってコーチに解説させる……そんなもので分かるなら苦労はない。昔の連続写真の撮影はジージーうるさかった。ウィンブルドンのセンターコートでマッケンローに唾をかけられたカメラマンがいた。

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