阿部新体制を支える巨人編成部門の課題…フロント主導のチーム作りに舵を切るチャンス

公開日: 更新日:

 これまで編成権も一手に握っていた原全権監督に代わって、今後は吉村編成本部長スカウト担当が編成部門を仕切ることになる。

 原全権監督の退任をきっかけに、フロント主導のチームづくりに舵を切るチャンスなのだ。

■オリも「ドラフトと育成」中心の編成に切り替え結果が

 海の向こうのメジャーは全球団がそうだし、日本のプロ野球界も近年コンスタントに結果を出している球団はフロント主導のチームづくりを行っている。

 いい例が今季で3年連続リーグ優勝のオリックスだ。かつては巨人も真っ青なFA補強を敢行していた時期もあるものの、フロントが「ドラフトと育成」中心の編成に切り替えて結果が出るようになった。そのオリックスの福良GMが模倣したのが2006~16年の11年間でリーグ優勝5回という日本ハムのチームづくりだった。オリックスにしても当時の日本ハムにしても、フロント主導のチームづくりが好結果をもたらした。

 さる球界関係者がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動