阿部新体制を支える巨人編成部門の課題…フロント主導のチーム作りに舵を切るチャンス

公開日: 更新日:

「オリックスもかつての日本ハムも、共通するのはフロントがときの監督の意向より何より長期的視野に立ったチームづくりをしたことです。素質ある若手を抜擢すると判断すれば、ときには監督が好んで使うベテランを放出、ポジションにあえて穴をあけることもいとわなかった。そして編成責任者はドラフトであれば監督ではなく、スカウト部門の責任者の意向を全面的に聞き入れた。大枠を話し合うことはあっても、その部門の専門家の見立てや評価に従って選手を指名していった。そうやってフロント主導で獲得した新人を育成、時期を見計らってデビューさせることによって、チームの新陳代謝を繰り返していったことが好結果につながった」

 吉村編成本部長スカウト担当の編成責任者としての能力は未知数だ。ドラフトにしてもFAにしても、これまでは全権監督がすべてを仕切ってきたわけだし、実質的な編成に携わったのは21年オフからで経験はほとんどないからだ。

 が、なにもかもひとりでやる必要はどこにもない。オリックスやかつての日本ハムのように、ドラフトにしろFAにしろ、球団内のエキスパートと大筋を話し合ったうえで彼らに任せればいい。長期的視野に立ったうえであくまでもフロント主導のチームづくりをしていくことが、阿部新監督はもちろん今後の指揮官にとっても結果としてプラスになるはずだ。(つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」