在籍5年半で優勝ゼロ、監督退任もフロント復帰…楽天・石井SDは三木谷オーナーの“男芸者”か

公開日: 更新日:

 結局、元サヤに戻った。

 昨12日に楽天石井一久監督(50)が会見を行い、チームのビジョンを明確にできなかったことなどを退任理由に挙げた。

 今後は球団取締役シニアディレクター(SD)としてフロントに復帰する。前職のGMと違って編成の全権を担わず、アドバイザー的な立場にはなるものの、さる球団OBは、「石井さんは以前から現場よりもフロント業務をやりたがっていた。三木谷オーナーの信頼も厚く、球団は簡単には手放したくない。今後は、かつての星野仙一取締役副会長のような立場になるのではないか」とこう話す。

「星野さんは副会長としてドラフトFAなど編成のアドバイザー役を担い、チーム強化に尽力した。石井さんは星野さんの実績には及ばないものの、たとえば浅村栄斗らの補強には成功した。GM、監督経験者であり、球界に一定の影響力もある。球団としては補強や現場運営に関して石井さんの知恵を借りたいのでしょう」

 なかでも石井SDの重要任務とみられるのが、球団トップの三木谷浩史オーナー(58)と、現場との「パイプ役」だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは